応力という力の作用で頭蓋骨が変形するからです。
人の体にかかる力の中で最大のものが重力です。 重量がかかるとからだを支える場所がありますが、そこには抗重力という力が生じます。 その力は物体(頭蓋骨)に作用する際に応力という力になり分散していきます。 すると、重力から生じる応力と抗重力から生じる応力とが集中する場所は、その2つの応力の集中する場所で合成され結果として向き癖とは反対側の後頭部と同側の前頭部が凸状に変形していきます。 これが位地性斜頭症が起こるメカニズムになります。
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