Q&A
Q&A


Q.「骨盤矯正」 正しい立ち方は2種類覚える

一般に言われている立ち方は素足ようです


 先ほど覚えてもらった立ち方は素足の時の立ち方ですが、実は、もう一つ、正しい立ち方があります。それは靴を履いた時の立ち方です。あくまでも、素足の立ち方が基本ですから、素足の立ち方をしかり覚えていただくことが基本です。ただ、靴を履くとどうしても靴の中に傾斜ができますから、それを考慮した立ち方が必要になるのです。
・股間で物を挟むように立つ
これを意識すれば前のめりになることもありませんし、腰を反らすこともありません。モデルの方はより高いヒールを履きますので、こういった立ち方ができるように筋力トレーニングをするように指導します。そうすることで、きれいな立ち方を自然とできるようになるだけでなく、高いヒールによる負担を減らすことができるからです。また少し妊婦さんの場合は肛門を軽く上に引き上げる感じにするのも良いでしょう。腰痛予防になるだけでなく痔の予防にもなります。


「座り方」を変えると。下半身がひきしまる!
1)座り方を変えてみましょう

 電車に乗っていると、小学生のお子さんまでもが脚を組む姿をよく見かけるようになりました。正しい姿勢は、見た目だけでなく、スポーツや音楽、書道などあらゆる場面で必要とされますが、今後は、その正しい姿勢ができる日本人はどんどん減ってしまうのではないかと心配になってきます。
 私はかなり以前から、脚を組むのは良くないと警鐘を鳴らしてきています。習慣がその人の骨格を決める要因なので、脚を組めば、必ず骨盤は歪んでしまうからです。しかし、多くの方は脚を組む事が体に悪いということは知っていても、なかなか止める事ができないようです。それは「脚を組むから骨盤が歪む」→「骨盤が歪むから脚を組まないと座れない」という悪循環が生じてしまっているからです。ですから、ただ、脚を組まない、というのではなく、どうすれば正しく座れるかという秘訣を知れば良いのです。

−和式の座り方−

 基本的に、現代人は和式で座るのは好ましくありません。それは、小さいころから“正しい正座”を躾けられていませんから、正座をすれば自然と体を歪ませる座り方になってしまうからです。正しい正座であれば、それ程大きく脚の関節を歪ませませんが、近年行われているような和式の座り方は、足首と膝、股関節、骨盤といった下半身の関節を大きく歪ませ、それに加えて血行も悪くするので、どんどん下半身太りを引き起こします。まずは良くない座り方を紹介しましょう。

・しゃがんで座る
和式トイレでの座り方です。股関節を大きく歪めますから、股関節脱臼を患った事のある方、股関節の手術をされた方や血友病の方には特にお勧めできません。

・お姉さん座り
小さな女の子に多く見られます。特に幼稚園受験をされたお子さんは高確率で行います。骨盤を歪め、膝下を大きく歪ませてしまいます。

・横座りで座る
ある程度の年齢になると良く行われる座り方です。側弯症や月経の周期が乱れるといった原因になります。

・あぐら
足首を曲げてしまい膝にも大きな負担をかけてしまいます。また、腰が丸くなり腰痛の原因にもなるのでお勧めできません。

・スポ−ツ座り
体育座りとも言われる座り方です。坐骨間が大きく広がりお尻が大きくなる座り方です。また、腰を伸ばすことができません。股関節にも負担を与えますので、好ましくありません。

・(良くない)正座
一般的に足を重ねて座りましょうといいますが、膝、足首に大きな負担を与え、脚を太くします。また、足首の靭帯に負担をかけてしまい膝痛や腰痛の原因にもなります。

 この様に、和式の座り方は、特に下半身を歪め、強度のO脚を作ってしまいます。また座り方によっては、姿勢が崩れ上半身にも悪影響を及ぼしてしまいます。それでは、正しく座るためにはどうしたら良いのでしょうか。正しい正座をしやすくするコツとともに紹介しましょう。
 
・座イスを使って、おしりを一度引き締め、それから脚を揃える。つま先は立てるようにする。
・正座をするときは、足首の下にタオルを丸めたものを入れるか、正座用のイスを使う。かかとと指先を揃えて座り、一度おしりを引き締めるようにする。

 正直なところ、こういった悪い姿勢を必ず直さなければきれいな骨盤が手に入らないというわけではありません。これから紹介するストレッチは、歪みを解消しながら関節の固定力をアップさせるように考えていますので、歪みの起こりにくい体になっていくからです。そうなれば、多少のダメポーズくらいなら、行っていても歪みはきちんと改善されていきます。
 ただ、こういったポーズをしなくなると、改善が早くなったり、ケアをする間隔を長くしてもきれいな状態を長く保てるようになります。また、体の歪みが改善されると自然と正しい姿勢を取るようになっていきます。無理に直そうとするのではなく、「こういった姿勢は良くないんだ」という程度に考えて取り組んでも良いかもしれません。
 ダメポーズとは別に、正しい姿勢は覚えておいて損はありません。例えば正座。正座は足がシビレてしまい長く座れないといったイメージがありますが、意外なことに、正しい正座だと、足もシビレにくくなり腰も丸くならず姿勢も正しくなります。華道や茶道の先生方の多くは高齢になっても脚に変形が起きにくいようですが、これは正しい正座をすることで膝や足首に負担がかかりにくくなっているからだと思います。日本では、まだ何かと正座をする機会も多いので、正しい正座をしやすいコツを覚えておきましょう。

−洋式の座り方−

 洋式の生活は体に負担が少ない、という先生も少なくありませんが、必ずしも正しくありません。なぜなら、椅子の存在が座り方を大きく左右してしまいますし、背もたれの存在は腰を丸くする原因にもなるからです。
ですから、椅子に座る時に姿勢が崩れていると和式以上に下腹部たるみウエストが太くなっていきますし、また、内臓脂肪を蓄えてしまい、あなたのからだを内側から蝕んでいきます。
また、確かに洋式の生活は和式より膝や腰にかかる負担は少なくなりますが、和式に比べて膝の屈伸運動が少なくなるので血液やリンパの流れが滞りやすくなるという欠点もあります。そうならないためにも正しい椅子の座り方を身に付けて、体にかかる負担を減らすようにしたいものです。それでは悪い椅子の座り方を紹介します。
 
・脚を組んで座る
最近では小学生も足を組んでいますが、股関節や骨盤を大きく歪ませてしまいます。

・膝下を組んで座る。または足をイスの足に引っかけて座る
膝下と足首を歪ませ、膝下が大きく曲がってしまいます。

・足を広げて座る
骨盤を大きく広げてしまい、腰椎が後湾(本来は前湾)してしまいます。

・膝は揃える事が出来ても、つま先を揃えて座ることが出来ない
膝を大きく歪ませ、X脚やXO脚の原因になります。

・片方に重心をかけて座る
骨盤を傾かせて、背骨を横に大きく歪ませ側弯症になる。バストも不揃いで体型のアンバランスさが目立つようになります。

・ビジネス座り
脚を揃え、足を同じ側に少しずらす座り方。骨盤を傾かせ足首と膝を歪めてしまいます。

・イスに脚を絡ませて座る
学生に良く見られます。特に脚を後ろに引くと腓骨頭がより出っ張ってしまい強度の膝下O脚を作ってしまいます。

 よく「脚を組んでしまう人は左右交互に脚を組み変えるように」と雑誌の特集に書かれていますが、これは歪みを更に酷くする方法です。脚を組むと股関節は不安定な状態になるので、脚を交互に組むことによって両方の股関節を歪めてしまいます。ストレッチを行っていけば次第と脚を組まなくても座れるようになります。絶対に組まないようにしましょう。
 次に正しい座り方です。
和式の座り方の時にも少し説明しましたが、座る時はお尻を一度引き締めて座ります。合わせてお尻のぜい肉を中に詰め込むと更に効果があります。こうすると、骨盤の歪みを防止するだけでなく、背筋をピンッと伸ばすことができ、見た目も美しくできます。座るときは、次のチェックを行ないます。

・両足を揃えます。
・膝を揃えます。
・お尻のお肉をお尻の下に丁寧に入れてください。
・上半身は軽く伸びをして下腹部を軽く上に持ち上げるようにします。
・脚は後ろの引かず脚は軽く前に出します(膝が95度位になるように)。

 きれいな座り方は一生の宝と言っても過言ではありません。正しい座り方を手にするためには、少しずつ直すのではなく、できるだけ一気に改善した方が良い結果が得られます。大変なのはほとんどの場合、1週間だけです。ストレッチの効果も相まって自然に正しく座れるようになりますので是非試してみてください。

<< 一覧ページに戻る

東京ボディセラピストサロンMAP
〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-25-17 ウエストビル3F
TEL 03-3983-8081 FAX 03-3983-8082
べびきゅあ
〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-25-3 第2はやかわビル5F
平日11:00〜15:00 土曜10:00〜15:00
営業時間(両店舗共通) 平日11:00〜20:30  土日祝 9:20〜18:50  年中無休  link