
出産はケガと同じ。一日も早いケアを開始しましょう。
出産後、何をすればよいのでしょうか。
当治療院は産後の骨盤ケアを日本で初めて行い、
産後ケアの方法を分かりやすく1冊にまとめた『産後骨盤ダイエット』も22刷という大ベストセラーになりました。
その歴史の中で一貫して皆様にお伝えしたいこと、
それは、産後の骨盤のゆるみをどれだけ早く回復できるか、なのです。
出産後、骨盤は非常に緩んだ状態です。
既に出産を経験された方はご存知の事と思いますが、
まともに歩くのさえままならない状態になっています。
これは考え方によっては、
今までなかなか改善できなかった骨盤のゆがみを取り除く絶好のチャンスでもあるのですが、
やはり、正しい骨格の作りを知らない人間が行うのは問題が多いのも事実。
だからこそ、正しい知識の下で行われる元祖の施術が安心と言えるのです。
産後すぐは、骨盤が開ききるのは赤ちゃんが通るための産道を確保するためです。
出産が無事に終わり、産道の役目を終えたら骨盤は元に戻ろうとします。
ただ、骨盤の開きは40週もかけてゆっくり広げていますから、
どうしても元に戻りにくいという側面もあります。
それが経産婦体型を作り出す素地になってしまうのです。
そこで、出産後すぐに、骨盤を形成する左右の寛骨を結びつける筋肉でもある、
骨盤底筋群のケアを重点的に行って欲しいと思うのです。
「産後の起き上がりの時期」が大切と言って、寝てばかりいては良くありません。
産後の骨盤はケガをしているのと同じですから、
1日も早いケアを行うことが改善を早めたり改善度を上げることにつながるのです。
だからといって、欧米見たく無理に動くことはよくありません。
ご存知の通り、欧米人は出産後、急激に体形が崩れますよね?
それは産後すぐに体を動かすからにほかなりません。
ですから、産後は時期に応じて行うことが決まってきます。
正しい産後の骨盤ケアを行うことが、産後の体型や健康だけでなく、
年を経てからの健康にも大きく影響することになります。
文責:山田光敏
この文章には著作権があります。引用・転載などはお断りいたします。2011年10月1日