ご主人の家事力をアップさせましょう
産後、女性は24時間勤務の状態になります。
とても家事と育児の両立を行える状態にはありませんので、
ご主人の最大限の協力が必要になります。
「ご主人の協力」といっても、女性が考える協力とご主人の考える協力には大きな違いがあります。
例えば、ご飯を作って欲しいと考えても、女性は朝ごはんを作ってもらいたいと考えても、
ご主人は晩ごはんのしっかりしたおかずを作りたいと考えたりしますし、
女性はご飯をつくりよりも後片付けをしてもらいたいと考える人も多いですが、
男性は後片付けが苦手の人も少なくありません。
そこで、里帰り中に義理のお母さんに協力してもらい、
家事力アップを図ってもらうのです。
掃除、洗濯、食器の片づけ、料理・・・。
特に「食器を洗って、拭いて、しまう」という一連の手順はしっかりと覚えてもらいたいものです。
食器を洗うといっても、お茶碗の中だけでなく、外側や下もしっかり洗う。
油ものを洗うときは一度ペーパータオルなどで油を拭いてから、
熱湯などをかけて油が残らないように洗う方法を教えてもらうなど、
女性が見ていて気になる部分を教え込んでもらうのです。
家事を手伝うと、男性は「手伝った」という満足感があると思いますが、
女性がその手伝いの結果を見て満足しなければ、手伝いにはなっていないのです。
こう書くと、多くの男性諸氏からは「それなら手伝わない」という意見も頂くのですが、
からだの状態が大変な「妻」のために手伝うのですから、
妻の要望に沿った手伝いを行ってほしいのです。
そのためには自分の満足感よりも妻の満足感を優先して手伝いを行ってほしいと思います。
文責:山田光敏
この文章には著作権があります。引用・転載などはお断りいたします。2011年10月1日